早稲田大学国際教養学部生のGlider Life

カリフォルニア大学アーバイン校に留学中の、早稲田大学国際教養学部2年生。大学から始めたグライダーに魅了され、これから世界各地を飛び回ることを夢見る早大生のブログ。

アメリカ Moriarty, New Mexico glider 遠征

3月22日金曜日でUniversity of California, Irvine の第2クウォーターが終わります。そこで、明日から4月2日までアメリカニューメキシコ州Moriarty Airportにグライダーを求めて行ってきます。

 

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Benalla, Australia in Junior

1、これまでに訪問した空港

これまで海外では、Florida, Benalla(Australia), Califroniaの滑空場に行きました。

8月3日〜9月10日 Florida, the United States  @Seminole Lake Glider Port

12月18日〜1月6日 Benalla Airport, Australia    @Gliding Club of Victoria

1月14日 California, the United States  @Skylark Air Field Cypress Soaring

1月28日 California @John Wayne Airport C172

 

明日から滞在するニューメキシコ州のMoriarty Airportは、現在いるロサンゼルス近郊から車で1400km, 15時間の道のりです。MoriartyのソアリングシーズンはOnline Contestを参照するとだいたい、3月の第3週目から始まります。ちょうど先日、Online Contest

https://www.onlinecontest.org/olc-3.0/gliding/flightsOfAirfield.html?aa=MORIA1&st=olcp&rt=olc&c=C0&sc=&sp=2018

をみると、今年も例年通りソアリングシーズンがやってきたようです。

 

前回オーストラリアのベナラを訪問した際は、メルボルン空港から電車で3時間ほどかかりました。3週間の滞在中は車を持っていなかったため、毎日徒歩15分くらいかけてベナラの街に出かけていました。天候が悪い日などを常にクラブハウスで様々な人のログを見ていました。車がないと非常に不便で、何回もベナラのパイロットの車に乗せてまらいました。帰るときにはメルボルン空港まで2時間かけて車で送ってもらいました。ありがとうございました。

 

今回は、車で15時間かかってしまいますが、荷物が非常に多くなることとガソリンが日本に比べるとかなり安いので、車を選択しました。Moriarty での滞在先は留学生が旅行にいく時にほとんど利用している、Air Bnb

www.airbnb.jp

で確保しました。1泊あたり2000円程度で借りることができました。おすすめです。外食だと費用がかかることもあり、家から炊飯器と米を持って行き、曳航料、機体借用費用のために節約をします。

 

 

アメリカの滑空場はSoaring Society of Americaのサイトから調べることができます。

http://www.ssa.org/

 

2、Sundance Aviation

https://soarsundance.com/

今回お世話になるのはSundance Aviationです。この地を選択した理由は、Online Contestなどを見ても、アメリカでも有数なソアリング環境だったからです。Minden-Tahoe(California and Nevada), Texas(Soaring Club Houston), Nephi(Utah)なども検討しましたが、単座機のラインナップやソアリングシーズンを考慮した結果,Moriartyになりました。具体的には、Sundance AviationからLS4-aをお借りする予定です。機体借用費用が1時間55ドルで、3時間以上飛んでも、Max3時間分の料金しか請求されません。この価格が大きな決めてでした。

 

また、日本に帰ってからのことも考えて単座機を選択しました。主に将来的に乗る可能性があると思われる(詳しいことは不明、自分の見解LS4discuss保有してて、Commercial Operationをしているところを選びました。アメリカではcommercial operation(海外からきたパイロット向けに運営を行っているクラブ)をしているクラブはかなり少なく、3月がソアリングシーズンの場所はほとんどありませんでした。

 

3、Soaring Nevada, California and Nevada(Minden Soaring Club

https://soaringnv.com/

最初は、次の目標へのステップとして、カリフォルニアとネバダの境にあって、主にシエラ・ネバダの山脈のwave を利用してクロスカントリーが行われている、Minden-TahoeのSoaring Nevadaにお世話になろうと考えておりました。ただ、春先にかけてはWave コンディションが期待できるものの、4月から、本格的なソアリングシーズンが開幕になるので、3月は飛んでいるパイロットはいないとメールで連絡を受けました。Soaring NevadaDuo Discus 2機Discusを所有しているので、環境はほとんど完璧でしたが、現地のクロスカントリーパイロットとコンタクトできる時間がないので、諦めました。

 

4、Texas, Soaring Club of Houston

https://tsa.wildapricot.org/

次に同じく3月から秋にかけてソアリングシーズンが始まる、TexasのHoustonを検討して見ましたが、このクラブを地元の人達向けの運営を行っており、Discusをクラブ機として所有してたものの、1日中借りることは不可能でしたソアリング環境は最高なので、留学などでテキサスに長期間いく場合は、ユースクラブ会員として加入すれば、比較的安価な月会費でフライトすることができるようです。

 

5、Arozona Soaring

http://www.azsoaring.com/

アリゾナ州にあるArizona SoaringはCommercial Operationをやっており、日本人も多く訪れるみたいです。ここは主に、Private Pilotの取得のためにフライトトレーニングをしており、他には類を見ない数の練習用複座機があります。ASK21などではなく、ゴツゴツとした見た目の練習機だけで、レンタル様の単座機はないです。短期間でライセンスを取得するためならば、他の人を気にかける必要がなくフライトができるので良いかもしれません。したがって、愛機がないパイロットには向いてないです。

 

6、Seminole Lake Glider Port

http://www.soarfl.com/

はこの地でライセンスを取得しました。主に3月がソアリングシーズンで、3月にはSenior Soaring Championshipが開催されております。宿泊施設も完備されており、グライダーをするには最高な環境があります。毎日安定的に1000〜1500m程度のサーマルトップになり、飛べない日がほとんどありません。練習用複座機としてBlanik L23が2機ありましたが、1機は翼にダメージを受け、今はBlanik L23は1機みたいです。他にはG103があり、ほぼ日本人の訓練生専用の機体です。フロリダにきた日本人訓練生は、日本の様に、いつ飛べるのか心配する必要がなく、思い切りソアリングが楽しめます。ただ、レンタル様の単座機はないので、単座で飛びたい人には向いてないです。

 

 

以上長くなりましたが、春の滞在先として検討した場所になります。他にもいろいろありますが徐々に書いて行こうと思います。明日から、準備をしっかりして新天地でのソアリングを安全第一で楽しみたいと思います。ありがとうございました。

 

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                                                   Gliding Club of Victoria